しねばいいのに2005年11月20日 14:26

友人の日記に「死ねばいいのに」とコメントをつけた。
これに対してのレスポンスがなくて、ちょっと残念だ。

御存知ない方も居られるだろうから、説明をしておく。
「死ねばいいのに」というのは、漫才コンビ・ダウンタウンの浜田雅功のネタだ。
視聴者からのハガキを読んだ後に、「死ねばいいのに」と脈絡なく続ける。
この手のネタを嫌う人も多いと思う。が、浜田のネタとしてはとりたてて特別ではない。
このネタに関して、ちょっとだけタイムリーな出来事を知ったので、使ってみたのだ。

“はてなブックマーク(はてブ)”にあるブログが晒された。
“はてブ”というのはソーシャルブックマークサービス、簡単に言うとコメント付きのリンク集のようなものだ。
そして、そのブログに「しねばいいのに」というコメントがついたらしい。
で、「しねばいいのに」とコメントされたブログは閉鎖されてしまった。

コメント主は、浜田のギャグを踏まえた上で、そしてブログに対する抗議と不快感を込めて、「しねばいいのに」と発言したようだ。
ブログ主が、このギャグを知っていたかどうかはわからない。ただ、ブログは閉鎖されてしまった。

このささやかな騒動の裏には、いろいろなことがある。
例えば「非モテ」というメンタリティとか、“はてブ”のあり方とか。
そんな中で僕が思ったのは、ニュアンスを伝えることの難しさというかもどかしさだ。
ネットだと、どうやっても想定外のグループに対しても情報発信してしまう。そういう認識を共通していない集団と、どうやって共存するのか。
友人の日記につけた「死ねばいいのに」には、そんな思いが込められている。

そこに「by浜田雅功」とつけてしまう辺りが、僕の気の弱さというか人のよさだな。